2013年8月17日土曜日

A$AP Rockyに学ぶ、ダブステップへのワイルドなラップの乗せ方

バッキバキのブインブイン感が楽しいダブステップもかなり普及してきましたね。

最近では、
  • ダブステップのインストにラップを乗せたい!
  • そしてクラブで流されるてフロアの奴らを躍らせるんだ!
ってラッパーも増えてきたのではないかと思います。


しかし、ダブステップに日本語のラップを乗せると、意外とラップが重くてのっさりしてしまったり、ダブステップ独特の後乗り感が無くなっちゃったと感じたことは無いでしょうか。

A$AP Rocky

そこで、今回はこの何でも服を着こなすのと同じように、どんなビートでも乗りこなしてしまうA$AP Rockyにダブステップへのラップのアプローチを学んでみたいと思います!



Wild for the Night


まず、A$AP Rockyがダブステップにラップを乗せているのが、こちらのWild for the Nightという曲です。PVは曲までが糞長いので、こちらの動画を貼っておきます。

skrillexが楽しそうに飛び跳ねてる映像を見たい方はPVをご覧ください。


この曲の1バース目に学んで、ダブステップにバッチリラップをハメる方法を紹介しようと思います。


3拍目にアクセントを持ってくる


前にも少し書いたことがあるのですが、ダブステップではバスドラムがハーフで打たれています。
ですから、このバスドラムに合わせて1拍目と3拍目(特に3拍目)にアクセントを持って来ながら、1拍目~3拍目の間にラップを入れて、4拍目を抜く感じにすると気持ち良くラップが乗せられるわけですね。

上の動画だと44秒あたりからでしょうか。このように乗せていると思います。

歌詞だと、
Finna wild out for the weekend, me, myself, and I – my three friends
Nigga feeling froggy, then leap in, A$AP niggas finna sneak in
Middle finger to the critics, me and my nigga Skrillex
You know we finna kill it, A$AP we the trillest
の部分ですね。

ひどい図を作ってみました

それぞれ3拍目からの「てっってー」が韻になっていて、最初の「て」のところにアクセントが来ています。ライミングの着地地点を4拍目よりも前に持ってきちゃう、(もっと詳しくいうと、3拍目、ライミングの着地地点、4拍目が3連符になる位置に置く)のがリズム的に気持ちいいですね。

また、バスドラム2発ごとに愚直に繰り返しているのが、ループ感と疾走感に繋がってて良い感じです。


このように乗せてみると、


上手にラップ出来ました!
上げる温度 this shit hot damn!! 躍らせるニガs in ハーレム
理性キラー みんな暴れろ and you know I'm gonna be balling
シックでホット、死ぬまで フランクリンが舞う no ローズベルト
諭吉タイム no 大崎 止められない shakky 

このラップは既に提供してるので、違うビートでになりますが、そのうち公開されると思います。


ということで、1バース目の最初の部分の乗せ方を見てみましたが、この後も"boy!"を連打したり、ライムを連打してみたり、いろんな乗せ方で華麗にラップを乗せ続けてるので、もうリリースから半年以上経ちましたが、この曲を研究すればダブステップに気持ち良くラップを乗せられそうですね。


ダブステップには乗せていませんが、僕のラップしている曲がブログの記事上の部分から無料ダウンロード出来るので、ぜひ聴いてみてください!