2012年12月24日月曜日

DUBSTEPとかTRAPと流行りのフロウって関係あるのかも的な

BPMがDUBSTEPだと基本的には70(140)、TRAPだと80。

その、ビートに対して体をゆっくり揺らす後乗り感が気持ちいいっぽいんですね、多分。

ちょっと図にしてみました


■がキックで、▲がスネアのイメージです。

■の部分に、あのダブステップ特有のベース(ブォァァアンみたいなやつ)を、
脳内で加えてみると凄いイメージしやすいと思います。

なるほど!これがダブステップの正体か!
これで、長年の謎だった、ポストダブステップの貴公子James Blakeがついに理解できました。

全曲ではないですが、確かに、こーいうリズムでやってるんですよね。
アンビエントな感じと融合しまくってて分かりにくいですが。

ピアノがなってない、振動音とドラムだけみたいなとことか、特に顕著ですよね。



で、本題なんですが、一時期Supa Dupa Flowがどうだとか話題になってたじゃないですか。
Supa Dupa Flowと言えばBig Seanですが、それをForeverで露骨に使ってみたDrakeとか。
(キーモー!! とかのとこ)

DrakeがLudacrisのSupa Dupa Flowは「俺達を真似してるつもりだろうけど、使い方が間違ってるね」って言ってビーフになったりもしてましたね。

あと、僕がラップ始めた頃にめっちゃ参考にしたのがSoulja Boyとかのフロウなんですが、
最初一拍目を空けて、その次からパンチインみたいな感じで入ってきて、スラスラとラップして、最後4拍目でライムを強調し気味にして締めるのを、ひたすら繰り返すみたいな。

僕のスピーカーからデマのバース部分とか結構そーいうフロウになってるので、確認して見てもらえればと思うんですが、



たぶん、それより分かりやすいのが、Chief KeefのDon't Likeですね。
本当にパンチインからの「~~ Don't Like」を繰り返してるばっかの曲なんで。



で、これって構造的にはSupa Dupa Flowと凄い似てると思うんですが、
さっきふと思ったのが、もしかしてこの二つもTRAPとかの影響で出てきたフロウなのかなーと。

昔の、たとえばエミネムとかナズとかって、凄い前のめりに畳みかけて、
がんがんライミングするみたいなラップしてたじゃないですか。

でも、最近Rick Rossを筆頭に、こういうフロウするラッパー多いですし、
カニエもフロウ変わってきましたし、パンチイン型のラップ多いですよね。僕は完全にそうですが。


意外(?)なところでいくと、All of the lightsとかも、フックのドラムパターン聴くと、
TRAP系っぽい気もしますし、カニエもモロにパンチイン型のラップしてますよね。


これも伝わりにくいかもしれないので、図にしてみたんですが、
上はMercyのBig Seanのリリック(Supa Dupa Flow)、
下はChief KeefのDon't Like(僕の言ってるパンチイン型のラップ)で、
ひたすらこのパターンをしつこく繰り返すラップが、いわゆるサウスっぽいやつだと思うんですが、
その気持ちよさの秘訣はここにあるのかなぁと。


カニエがMonsterで 「They sayin Raps are getting TRAPS main(みんな、ラップはトラップがメインになってるって言ってるよ)」って言ってたんですが、なるほどなるほど、こういうことか!!!みたいな。

超スッキリしましたね!!!




ってわけで、従来のドラムパターンにSupa Dupa Flowやパンチイン型のラップしても、ちょっとノロマに聞こえるし(元からBPM遅めだったら普通にカッコいいです)、DUBSTEP、TRAP的なリズムに昔ながらのラップみたいな乗せ方をしても乗れてないように聞こえるかもって感じですね。

ドラムパターンを見て、ラップを考えてみても良いかもしれませんね、、みたいな!

僕も自分のラップ考えてみたら、そーいやそうやってるかもって思ったので、慣れてる人は多分、意識せずに普段からやってると思うんですが、上手くビートに乗れないって人は考えてみても良いかもしれないですね。

それだけってこともないでしょうけど。

でも、こーいうドラムパターンのビートで、最初の1拍目からガツガツとラップしちゃうと、
ちょっとモサっとして、カッコ悪い感じになると思いますね。


まぁ色々試してみたらいいと思います!